Scout Pantsをフライフロントで作ってみた【前編:裁断編】
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『ハギレを出さないソーイング』(みらいパターン著)に収録されているゼロウェイストパターン「Scout Pants」。テーパードシルエットのこのパンツには、ウエストゴム仕様とフライフロント(前あきファスナー)仕様の2種類があります。
デザイナーはDanielleさんですが、今回はLizさんがフライフロント仕様に挑戦!生地はデニムをチョイスしました。かっこいいワークパンツになりそうな予感です。今回はリズさんのブログから、裁断までの様子をご紹介します。
このパンツの見どころ
Scout Pantsには、こんなディテールが詰まっています。
- 後ろパッチポケット ×2
- サイドシームポケット ×2
- 脚に付いた小さなペンポケット

このペンポケットがとにかく可愛い! リズさんも思わずそう言ってしまうほど、ちょっとしたお気に入りポイントになること間違いないです。裾にはゴムを入れず、今回はストレートに仕上げる予定とのこと。
テンプレート方式での裁断
まずは本に付属のテンプレートシートから型を写し取るところからスタート。
この本の型紙は、1枚の両面印刷シートに全デザインの実物大テンプレートが印刷されています。従来の洋裁パターンのように身頃パターンを全てトレースする必要はなく、衿ぐりなどの小さなパーツのみをテンプレートとして使う方式です。
テンプレートを使った裁断には2つの方法があります。
- 大判の紙に裁断レイアウト全体を描き写してから作業する
- 生地に直接線を引く
テンプレートさえ写し取ってしまえば、そこから先の裁断作業は思いのほかスムーズだったそうです。実際の裁断手順はみらいパターンの動画で予習していただけます。 👉 裁断の手順はこちら
リズさんのちょこっとアレンジ
そのまま作らないのがリズさん流。パターンのレイアウトに、こんな工夫を加えていました。
-
ポケットを深めに
ポケットの間にあったベルトループを省略して、ポケットの深さを確保。 -
サイドポケットの幅を調整
脇シームポケットの幅を16cmに変更。 -
パーツを地の目(タテ通し)でカット
生地に余裕があったため、ウエストベルト・ベルトループ・持ち出し・前あき見返し・ペンポケットを、本来の指定(横カット)ではなくタテ地に沿ってカット。 -
ウエストベルトを1枚仕立てに
本来はハギ目のあるベルトパーツを、幅10cmの1枚仕立て(わ裁ち)に変更。
小さな工夫の積み重ねですが、こういうところにリズさんのセンスが光ります。
サイズ選びと丈の調整
サイズは一番大きいLL/3Lをセレクト。この本のサイズ展開は身長160cmの日本人女性を基準にしているため、身長168cmのリズさんは丈を7cm伸ばす調整が必要でした。
丈の調整方法は、実はとてもシンプル。
【テンプレートを「伸ばしたい長さの半分」だけ延長(または短縮)する】
7cm伸ばしたい場合は、テンプレートのガイド線(写真参考)で3.5cm延長するだけ。これで自動的に、7cm分が反映される仕組みです。
裁断完了、次はいよいよ縫製へ
これでパンツのパーツはすべて裁断完了。あとは縫うだけの状態になりました!次回はいよいよ縫製編です。ステッチをたっぷりかけるのが楽しみだそうです!後編を読む